本オープンソースソフトウェアをお使いいただけば、HAM無線愛好家同士で通信することができます。本ユーティリティは複数の通信モードをサポートしているなど、さまざまなDSP技術が実装されております。
WSJT
WSJTはWindows用のアマチュア無線ソフトで、WSJT-Xを改良したソフトウェアです。本ソフトの使用には、PCのサウンドカードに接続できる無線機か、コンピュータから直接入力できる内蔵サウンドカードが必要となります。
電波通信
本オープンソースのユーティリティは、アマチュア無線家同士が微弱信号を通じて通信できるよう設計されました。こちらには、さまざまなデジタル信号処理(DSP)技術を使用しております。いくつかの通信モードがありますが、大きく分けて、高速モード・低速モードの2つに分けられます。
高速モードは、エラー訂正なしで動作します。これにはJTMS・FSK441・ISCAT・JT6Mなどがございます。一方、低速モードは、QRPの使用を最小限にするために最適化されています。WSJTは、JT65・JT4・JT9・FT8・QRA64をサポートしております。
ファイルと設定
本ユーティリティは、JTDX.INIファイルを使用してコンフィギュレーション設定を保存します。これを見つけるには、ドロップダウンメニューから File – Open log directory をお選びくださいませ。特にソフトウェアを更新する前に、定期的にバックアップすることを推奨いたします。
もう一つのファイルCALL3.TXTには、コールサインとグリッドのデータが含まれています。こちらは、ヒントデコーダーおよび偽デコードの検出に用いられます。WSJTX_LOG.ADIファイルはQSOのログに用いられます。これらのファイルは、ユーティリティの古いバージョンからアップグレードする場合、手動でコピーする必要がございます。
JTDXソフトウェアの動作環境は、サンプリングレート・48kHz、オーディオストリーム・16ビットです。リサンプリング時とデコード時のパフォーマンス低下を避けるため、OSでオーディオデバイスの入力・出力の設定をすることを推奨いたします。
特徴
- 本ユーティリティのダウンロードと使用は無料です。
- 複数の高速モードと低速モードをサポートしております。。
- 幅広い帯域で使用することができます。
- 高速流星バーストやムーンバウンスなど、電波伝搬モードの使用を容易にします。
- Windowsのすべての最新バージョンと互換性のあるオープンソースソフトウェアです。